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宝石プロジェクト

活動概要

1経歴

 みなさん、こんにちは。チャンタと申します。現在、40歳です。

私は、実は孤児です。私がまだ4歳の時に、母親を失いました。

その4年後、私が8歳の時に父親を失いました。両親なしの日々は

本当に辛かったです。

 両親がいなかったので、私は、祖父と一緒に暮らすことに

なりました。ですが、祖父は歳を取っていて体が弱く、

まだ平和が戻っていないカンボジアでは食物や衣装もなかったため、

ただの辛い生活でした。

 1991〜1993年ごろに、平和がカンボジアへ戻りました。その時に、

ある孤児院へ連ていかれました。そこでは、様々な専門的なこと

ができ、私はアクセサリーの専門を選び、アクセサリーに関する

専門知識を磨こうと努力していました。

 1996年の年末にプノンペンに移住して、その時からアクセサリー

に関係のある仕事をしていました。そのころはまだ、金属で

作られたアクセサリーだけでした。

 2009年からは、銃弾の殻でアクセサリーを作り始めました。

最初は試しでやっていましたが、売ってみたら以外なことが

ありました。それは、日本人のお客さんが私のアクセサリーを

好きになってくれて、応援してくれたことです。ですが、

銃弾の殻から作られたと聞いたら、日本人のお客さんは賛成の意見をくれませんでした。とはいえ、ちゃんと理由やきっかけを説明してから、日本人のお客さんは前よりも喜んで応援してくれるようになりました。日本人のほかに、ヨーロッパのお客さんも大勢いました。

 2010年、家族を支えられる仕事、またコミュニティの人たちができる仕事を作りたいと思って、私は辞職して自分のNPO?を作りました。その時は資金が少なかったですが、生活を支えられる仕事をもつようになった人がいて嬉しかったです。

 

 

2アクセサリーについて

私たちのアクセサリーは、ほぼ100%銃弾の殻で作られています、腕輪、リング、イヤリングなど、お客さんの好みや要求に応じて、アクセサリーを作っています。

値段は様々で、アクセサリーのモデルや必要な労働量によって違います。

銃弾の殻で作られたアクセサリーがメインですが、お客さんがほしいと言ってくれるなら、銅などの金属のアクセサリーも作ります。

銃弾の殻は、人々の命を奪い、国の発展を妨げ、家族を離れ離れにする有害な物ですし、銃弾の殻でアクセサリーを作ることで、銃弾の普及を説くようなことをしているわけでは決してありません。そういうよりも、(今を大事にしないといけないという証にしたいと思ってるのです。)

 

3クメールルージュ

カンボジアは、クメールルージュの前からも長い間戦争を体験してきた国なので、痛みや苦しみが多いと思います。戦争によって孤児が増え、食物も医療もなくなりました。

私自身も、戦争から影響を受けています。戦争に、教育と両親からの暖かさを失いました。戦争は人々の機会を奪うだけではなく、国もだめにするので、世界から消えてほしいと強く思っております。世界の全てのところで争いがなくなって、世界の人々が共に平和で生きてほしいのです。戦争が起こっている国の話を聞くと、本当に心が痛みます。

 

4コロナの、売り上げへの影響

コロナの前は、カンボジアに来てくれる観光客やヨーロッパやアジアにいるお客さんのお陰で、売り上げが大きかったです。ですが、コロナのせいで、売り上げが30〜40%減りました。幸い、イベントやweekend marketがまだやっているので、そういう機会で活動をしています。

でも、やはりコロナの影響は大きかったと思います。コロナが始まった2020年のころには、ウイルスが具体的にどのように拡大しているかわからなかったし、(国も閉まっていた?)ため、3か月閉店しざるをえませんでした。従業員をも、何人か辞めさせることになりました。

2021年には、コロナが急にひどくなりました。そのため、活動を一部やめて、コミュニティの仕事作りができませんでした。テレワークになった従業員は何人かいました。

ですが、意外なことに、2021年には、我々を応援する国内のカンボジア人が著しく増えました。そのおかげで、コロナで生活できる従業員は5人もいました。

でも、やはりコロナによる障害がまだまだ存在している状況です。物流も順調にいかないし、器材の価格増加もあったため、製品をより高く売らなければならなくなりました。

ですから、このつらい時期にもかかわらず応援してくれている国内のカンボジア人、またヨーロッパにいるパートナーたちや様々な地域にいる友達に感謝しています。そのおかげで、コミュニティの仕事作りができています。

 

5 2021.5月のカンボジアのコロナ事情

首都のプノンペンではワクチンが進んでいますが、地方ではまだ足りていないです。そのため、地方や工場の周辺といった人の集まる場所ではコロナがひどい状況になっています。

コロナは、人々の生活に影響を及ぼしています。店、職場が閉まって、仕事がなくてお金がもらえないです。その中で、もっともつらいと思うのは持病のある人たちです。彼らには、死ぬリスクをまで抱えていますから。

政府が(街を閉めている)にもかかわらず、コロナがますます悪化し続けています。市場にも行けない、家だけにいるという現状で、なにもできないです。家庭を支えるお金を稼ぐのは難しいです。今になっては(開放されているゾーン)が多いですが、コロナが特にひどいゾーンではまだ閉まっている状態です。

 

6日本人に伝えたいこと

まず、我々がやっていることを応援してくださってありがとうございます。カンボジア人が生活できて、子供達を学校に行かせるように、新しい市場を探したり、商品をもっとよくしたり、これからも頑張りたいと思います。

言いたいことは多くないかもしれません。

ただただ、ありがとうを伝えたいです。

みなさんの友達や家族に、我々のことをシェアしてもらえれば嬉しいです。

最後に、商品の発行の遅れなどについて、本当に申し訳ありません。コロナの影響で物流が止まったり、器材を見つけにくかったりすることがあるので、どうかご了承くださいませ。これからも、ご応援をお願いいたします。

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