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LEADER'S GREETING

学生団体CHAD第6期代表の林汰玖真です。


私たちの団体は年に二度カンボジアに渡航しており、私は過去に1度、カンボジアを訪れました。

「カンボジアの小学校には実技科目がない」「運動というものを通じて何か思い出に残るようなことがしたい」そういった思いでこのCHADは創設されたそうです。2014年から継続してカンボジアの小学校で運動会を開催しており、それに加え昨年度は、音楽を通じて交流をする音楽プロジェクト、石鹸を子供たちと作り、手洗いの習慣を持ってもらう衛生プロジェクト、日本の小学生と手紙を通じて交流する、文化交流プロジェクト、子供達が外国語に興味をもつきっかけとなるような授業をする教育プロジェクトなど、さまざまな活動をおこなってきました。
今年度は新型コロナウイルスの影響でカンボジアへの渡航を中止しました。現地を訪れなくてもなにか団体としてできることはないかと考え、カンボジアの小学生が学校に登校してない今しかできない、小学校へのグラウンド建設計画を進めています。前回の渡航で浮き彫りとなった、子供たちが安全に外で遊べる環境が整っておらず、整備されていない場所でけがをしてしまうといった状況をなくし、自由に走り回れる、そういった環境を作り上げたいと考えております。

ボランティアや、国際協力といった言葉は少し抽象的で、どういったもの目指しているのかよくわからないこともしばしばあるため、その点について私の考えを少し述べさせていただきたいと思います。

募金活動をしているときや、自分たちの活動を紹介した際などに、「なぜカンボジアを支援しているのですか」「どういった目的でボランティアをされているのですか」といったご質問をよくいただきます。僕自身はもともとカンボジアに深い思い入れがあったわけではないですが、たまたま友達の紹介で入った団体で、たまたまカンボジアを訪れ、小学校を訪れ、現地の大学生と交流し、カンボジアの友達ができた、こういったことを通じて、気がつけばカンボジアがとても好きだと純粋にそう思える国になっていました。同志社大学に入学していないとこの団体に誘ってくれた友達とも出会えていないし、大学時代にカンボジアを訪れることはなかったかもしれません。ささいなきっかけの連続で、カンボジアを訪れることができて、学生団体としてボランティアをすることができて、CHADのメンバーと出会えている、気恥ずかしいですけどこの縁を大切にしていきたいと感じています。
少し話がずれていますが、自分が好きなカンボジアという国の小学生が、将来少しでも僕たちの活動を思い出したり、将来の夢を抱くきっかけになればいいな、そういった思いで活動しています。

運動会を毎年開催することや、毎年訪れて教育支援をするといったことはカンボジアという国単位でみれば小さな活動かもしれません。しかし、目の前の問題から少しずつ取り組んでいくこと、また、それを継続することが我々学生団体だからできるボランティアの形なのではないかと感じています。

まだまだ小さな学生団体ですが、皆様のお力添えをいただけると幸いです。よろしくお願い致します。

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学生団体CHAD第6期代表

同志社大学経済学部 ​林汰玖真

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